松田聖子と神田正輝がそろい神田沙也加さんを密葬
18日に札幌市のホテルで35歳の若さで急逝した女優神田沙也加さんが21日、同市内の斎場で荼毘(だび)に付された。同所で沙也加さんの父、神田正輝(71)と母、歌手松田聖子(59)が取材に応じた。
神田が遺骨を持ち、聖子が位牌(いはい)を抱えて会見スペース現れた。憔悴(しょうすい)した様子の2人は一礼し、神田が「近親者のみでお別れ、そしてお骨にすることができました。ご協力ありがとうございました。2人とも話すようなことはないので、しばらくそっとしておいていただけたら、ありがたいです」と報告。聖子も「皆さん、寒い中。申し訳ございません。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。
この日、午後2時38分ごろ、聖子は霊きゅう車の助手席に座り、位牌(いはい)を手にして斎場に入った。この日までに札幌入りして密葬を行ったとみられ、悲しみの中、沙也加さんと無言の対面をした。正輝も20日に札幌入りしていた。
神田沙也加さん出演ミュージカル「マイ・フェア・レディ」25日から再開
35歳で急逝した神田沙也加さんが出演していたミュージカル「マイ・フェア・レディ」について、製作の東宝は、25日の山形公演から再開することを発表。
東宝は公式サイトで「12月25日(土)から明年1月28日(金)にかけての山形・静岡・愛知・大阪・福岡公演につきましては、各主催者との協議のうえ、イライザ役・ヒギンズ役・フレディ役の3役を、朝夏まなと・別所哲也・寺西拓人の『チームA』にて、全公演を務めさせて戴くことといたしました」と発表。
ダブルキャストの沙也加さん、寺脇康文、前山剛久の「チームK」について、東宝は「神田沙也加・寺脇康文・前山剛久の『チームK』の公演を楽しみにされていたお客様におかれましては大変ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。何卒ご了承いただけますと幸いに存じます」と説明した。
神田沙也加さんに敬意を表し、心からの哀悼の意を捧げます
そして亡くなった沙也加さんについて「広く日本のエンタテインメント界に多大な功績を残された神田沙也加さんに敬意を表し、心からの哀悼の意を捧げます」とコメントした。
沙也加さんは、朝夏まなととのダブルキャストで主役イライザを演じていた。 神田さんは、同作出演のため滞在していた札幌市のホテルで亡くなっているのが発見された。これを受け、19~20日の札幌公演は中止された。