おむすびを咥えながら走るニューヒロイン
朝、遅刻しそうになった時、食パンをくわえて家を出たことはないでしょうか。遅刻と言えばパン。そんなイメージを払しょくしようとあるプロジェクトが始まりました。
1月17日、突如県のホームページで公開された動画・・
県が立ち上げたこのプロジェクト。「新たなニューヒロインカルチャーをつくる」というのですが、その理由は・・・
〈県食品・流通課 渡辺慎一課長〉
「よく目にしませんか。アニメでもドラマでも。遅刻しそうになって食パンをくわえて走るシーン。これが、朝食=食パン、朝食=パン食の習慣をつくってしまっているんではないかと、そういう仮説にいたった」
パンをくわえるならおむずびをくわえてほしい――。
マンガやアニメで定番となっている「遅刻する食パン少女」
プロジェクトの背景にはコメ王国・新潟が直面している現状があります。
国内の主食用米の需要は毎年10万トンずつ減っています。新型コロナの影響も重なり、その傾向に歯止めがかかりません。
また、夕食は8割がコメを食べていますが、朝食は5割ほどにとどまっています。県は朝食にこそコメの伸びしろがあると考えました。
そこで目をつけたのがマンガやアニメで定番となっている「遅刻する食パン少女」でした。この少女のイメージが「朝ごはん」=「パン食」という習慣を浸透させたのではないか・・