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ウーマナイザー熊田曜子 |

所属事務所「DNA鑑定書は捏造」

熊田の所属事務所がコメントを発表。被告側が不貞の証拠と主張しているDNA鑑定書は捏造(ねつぞう)されたものだとして、報道やネット上の投稿に法的措置を取る考えを示した。

熊田の所属事務所のアーティストハウスピラミッドはこの日、報道各社へファックスでコメントを発表。「多くのメディアで報道されているDNA鑑定書は捏造されたものであり、刑事裁判でも証拠として却下されています。また、民事訴訟においては提出すらされていません」とし、「DNA鑑定書に関連する情報は全くの事実無根」と主張。

女性用アダルトグッズに付着した体液

刑事裁判は、求刑通り夫に罰金20万円の判決が言い渡された。一方で、夫は熊田らを相手取り計880万円の慰謝料を求める民事訴訟を起こしている。11月22日には第1回口頭弁論が開かれたが、不貞疑惑の“決定打”としていた女性用アダルトグッズに付着した体液の鑑定結果を証拠として提出しなかった。刑事事件では証拠として提出しようとしたが、採用されなかった。

民事訴訟で、熊田側は答弁書で「訴状提出の時点で当該鑑定結果を提出できない合理的な理由はないにもかかわらず、原告が鑑定書として提出していないことは、原告自身が当該鑑定結果について虚偽であるか信用できないものであると自認している証左である」とし、原告の夫側に鑑定書の提出を求めていた。さらに体液のサンプルをどのように採取したのか「明らかにされたい」としている。

熊田曜子の夫「有罪判決でればやる前提」

熊田の夫はJNNの単独取材に応じた。首から下だけの映像で、夫はグレーのスーツ姿。今回の判決について「想定通りだったというのが正直なところ」と語り、控訴については「有罪判決が出ればやる前提で進めていたので、その予定ではあります。本当に彼女の証言が信用できるのか、今回の判決が妥当かっていうところは判断して頂きたい」と述べた。  音声データについては「暴行があった音声ではない」とするも「ただその時の音声であるのは間違いないですけど。じゃあ音が暴行の音なのか、その辺をちゃんと立証していきたい」と無罪を主張。

夫に罰金20万円の有罪判決

起訴状や冒頭陳述、法廷での供述・証言などをまとめると事件の概要は、以下の通り。会社経営者の夫は、2021年5月18日未明、東京・港区の自宅マンションで、熊田さんの顔を平手で1回殴るなどしたとされる。 事件直前、熊田さんは、“ママ友”から子どもを預かるよう、LINEで頼まれ承諾した。夫は、“ママ友”の子どもを預かると、離婚をめぐる話し合いができないため、腹を立てて、自宅を出たという。 その後、酒に酔って帰宅した夫は、熊田さんと口論になり、暴力を振るったとされる。熊田さんは、事件直後に自宅を飛び出し110番通報。夫は、駆けつけた警察官に、暴行の現行犯で逮捕された。

夫「暴行した事実は一切ありません」

夫は、「暴行した事実は一切ありません」と無罪を主張した。その後の裁判では、熊田さん本人も出廷し、事件当時の様子を証言。法廷では、熊田さんがスマートフォンで録音していた“DVの様子”も明らかにされた。 その音声データには、夫の「ぶっ殺すぞ」という声や、熊田さんが殴られたとみられる「パチン」という音も入っていた。熊田さんは、2016年にも、夫に暴力を振るわれ、警察沙汰となっていて、その際、担当の警察官から、「密室の出来事は証人がいないから、録音しておいて下さい」とアドバイスを受けていたという。 これに対して夫側は、熊田さんが、離婚を有利に進め、3人の娘の親権を得るために、ウソの証言をしていると主張。録音されていた「パチン」という音についても、「フローリングに足を踏み込んだ時の音」と説明していた。最終意見陳述で、夫は、「3人の娘のためにやっていないことを認める訳にはいかない」と訴えていた。 23日の判決で、東京地裁は、「熊田さんの証言には高い信用性が認められるが、夫の供述は信用できるものではない」と指摘。その上で、「粗暴な犯行であり、被害を軽視することはできない」として、求刑通り罰金20万円を言い渡した。