小田急線9人刺傷「幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思った。」
東京都世田谷区で6日、小田急小田原線の電車内で乗客が刃物で刺されるなどして男女9人が重軽傷を負った事件で、警視庁成城署捜査本部は7日、重傷の20代女性への殺人未遂容疑で川崎市多摩区の職業不詳の対馬悠介容疑者（36）を逮捕した。
警視庁によると、「幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思った。誰でもよかった」と話している。
事件は6日午後8時半ごろ、小田原線成城学園前―祖師ケ谷大蔵間を走行していた藤沢発新宿行きの快速急行（10両編成）の電車内で発生。成城署捜査本部によると、20代女性が背中などを刺されて重傷で、男性8人が軽傷とみられる。
對島容疑者と女子大学生に面識はなく、調べに対し「車内で座っている女性を殺してやろうと思い突き刺した」と容疑を認めているということです。
電車内にサラダ油を撒き火を付けようとしていた
小田急線の刺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された男が車両内でサラダ油を床にまき、火を付けようとしたことが7日、警視庁への取材で分かった。出火はせず、サラダ油が入っていたとみられる容器とライターが押収された。
