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関空連絡橋飛び込み事件 | 亡くなったのは林真須美死刑囚の娘と孫だった

亡くなったのは林真須美死刑囚の娘と孫だった

健治さんと眞須美死刑囚は6月9日、長女Aさん(37)と孫をいっぺんに亡くしたという。

事件が発覚したのは、和歌山市内の集合住宅で9日、健治さんの孫、Bさん(16)が全身打撲による外傷性ショック死したこと。

同日午後2時20分ごろ、長女Aさんから「帰ってきたら娘(Bさん)の意識がない。血みたいな黒いものを吐いている」と119番通報があったが、搬送先の病院でBさんの死亡が確認された。

和歌山県警は家庭内で虐待があった疑いがあるとみて、捜査を開始した。しかし、Aさんと次女Cさん(4)がその数時間後、大阪府南部の関西空港近くの海上で浮いているのが見つかり、死亡が確認された。

死因はAさんが全身打撲による多発外傷、Cさんは水死だった。
県警はAさんがCさんを道連れに、関西空港連絡橋から飛び降りた可能性が高いとみている。

母親「娘が意識も呼吸もなく黒いものを吐いている」119番通報して搬送には男性が付き添い…成人女性と幼い女児が海に飛び込み自殺

9日午後4時ごろ、大阪府泉佐野市の関西国際空港連絡橋を車で走行していた男性から、「橋の上に車がとまっており、人が海に飛び込んだ」と府警に通報があった。府警は海上で成人女性と幼い女児が浮かんでいるのを発見。搬送先の病院で死亡が確認された。捜査関係者によると、2人は和歌山市内に住む30代の母親と次女とみられる。

この約1時間40分前、母親から「娘が意識がない」と119番があり、長女(16)とみられる女性が自宅から搬送、和歌山市内の病院で死亡が確認された。体にあざがあり、和歌山県警が詳しい経緯を調べる。

府警によると、2人が発見されたのは大阪府泉南市の岡田浦漁港から北東約2・5キロの海上。母親は黒のワンピース姿で右足だけ靴を履いていた。次女は白のTシャツにズボンを着用し、いずれも目立った外傷はなかった。関空連絡橋の路肩には、和歌山ナンバーの乗用車がとまっていた。

一方、和歌山市消防局によると119番があったのは9日午後2時20分ごろ。「外出先から帰ってきたら、娘が意識も呼吸もなく、血のような黒いものを吐いている」という内容だった。長女とみられる女性は、腹部に打撲痕のようなあざがあった。搬送には男性が付き添い、通報した母親は取り乱した様子だったという。

和歌山県の児童相談所によると、2013年、長女とみられる女性が虐待を受けているとの通報があった。保護者らを交えて話し合い、14年1月には解決していた。近年は虐待に関する通報や相談はなかったという。