老人たちが用もないのに毎日来店し溜まり場にされてたため
「平日の夕方まで、順番待ちの高齢者でいっぱい…。中にはほとんど用事もないのに毎日のように来店しては、無料の水を飲みながら、他の来店客(こちらも常連客)と延々と喋る人も。有料化は冷たいとか、高齢者排除と言われていますが、現場から言わせてもらうと”英断”です」
NTTドコモが12月から、店舗での初期サポート業務を有料化すると発表した。報道発表資料を読むと、直営店舗で端末を購入した以外のユーザーへのサポートは有料にする、ということらしいが、それ以上に気なるのは「サポート」の範囲がはっきり明文化されているところである。
「スマホを持ってきて、電話のかけ方すらわからないと言ってくる高齢者もいます。離れたところに住む子供に言われてLINEを導入したが使い方がわからない、メールアドレスに小文字のアルファベットを入れるにはどうしたらよいのか、通販サイトで商品を買いたいがやり方が難しい…など。もはや私たちが提供すべき”サポート”の範疇を超えている。明文化されたことで”決まりだから”と断りを入れることができます」
この従業員の店舗には、平日で100名近くの来店者があるが、そのほとんどが高齢者。そしてそのほとんどが、本来販売店が行うべきサポート業務とはかけ離れた「相談」だ。中には、充電器のコネクト口を逆さに無理やり突っ込んで、壊れたなどと怒鳴り込んでくる高齢客もいるといい、その労苦は計り知れない。東北地方の携帯販売店店員・Bさんも、ドコモの姿勢を肯定的にみている。
病院の待合室と同じ状態となっている
「病気でもないのに老人が病院に溜まっている、あれと同じです。来店されると私たちはどうしましたか? と受け入れざるを得ず、断れない。サポートの範囲が限定されたことで、範囲外のサポートに関してはキャリアやショップが開催する教室などで有料で学んでくださいと、案内することができる」
とにかく店舗へいけば、なんとかしてもらえる。そんな場所だと思われているからか、ドコモショップをはじめとした携帯ショップは、いつも混雑している。
まとめ
最近はスマホ教室なんていうのを開催して老人を自ら呼び寄せていることを考えると、ある意味ドコモショップの自業自得ともとれますけどね。