猛スピード飲酒運転の女が女性をはねて死亡させる
埼玉県飯能市の県道で2018年10月、無車検、無保険の車を酒気を帯びた状態かつ法定速度の3倍以上の速度で運転し、女性をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)や道路運送車両法違反などの罪に問われた、飯能市原市場、無職の女(48)の裁判員裁判の初公判が5日、さいたま地裁(北村和裁判長)で開かれた。女は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
自宅で少なくとも焼酎のお湯割りを400~500ミリリットル飲酒
冒頭陳述で検察側は、18年10月2日午前5時~5時半ごろ、自宅で少なくとも焼酎のお湯割りを400~500ミリリットル飲酒し、その後、自宅からコンビニエンスストアに訪れた帰り道で事故を起こしたと説明。「時速約136キロで運転し、左カーブに応じて運転できず、右側路側帯にいた女性をはね飛ばした」とした。
弁護側は、女は反省していると説明。車の保険切れなどから遺族に賠償ができていないとし、「刑務所に入って責任を果たそうという覚悟。執行猶予付き判決のお願いはない」と述べた。