久保帯人氏が完結後「続きは?」の一言に恐怖
人気漫画『BLEACH(ブリーチ)』のトークショーが17日に行われ、原作者の久保帯人氏と歴代担当編集者たちが出席した。
ファン約100人を前にしたトークショーでは、『BLEACH』の2代目担当で現在の『週刊少年ジャンプ』編集長・中野博之氏は、「最終回の原稿を取りに行く時、歴代の担当編集が集まって、全員で“死覇装”を着て取りに行ったことが懐かしいです」としみじみ。
初代担当の浅田貴典氏は「20年間、久保先生が積み重ねてきたものを感じて涙が出ました。顔が幼い一護がいて、仲間たちとの戦いを通じて成長していき、歩みを止めない勇気…グッときてしまいました」と振り返り、「僕から見ると(久保氏は)才能が破格。一作一作、ものすごいスピードで成長していき、次の作品を見るのが楽しみでした」と作家としてのすごさを伝えた。
一護たちを描いた読切作品『BLEACH 獄頤鳴鳴篇』
作品が完結してから5年。その後の一護たちを描いた読切作品『BLEACH 獄頤鳴鳴篇』や新作『BURN THE WITCH』を『ジャンプ』本誌に掲載していたが、久保氏は「会う人、会う人に『BLEACH 獄頤鳴鳴篇』の)続き、描かないのですか?』『なんで描かないのですか?』と言われて、人と会いたくなくなった…」と苦笑い。
すると担当編集から「あの終わり方だと『続きは!?』となりますよね」と言われ、「あそこで(物語を)切るのが一番面白いと思って!」と笑っていた。
BLEACHとは
『週刊少年ジャンプ』で2001年から2016年まで連載していた『BLEACH』は、死神・朽木ルキアと出会い、死神の力を得た主人公・黒崎一護と、その仲間たちの活躍を描いたストーリー。