病気休職中にラノベ4冊を出版し320万円の報酬で退職
病気休職期間中に小説を執筆し営利活動を行ったとして、神奈川県平塚市は20日、男性主事(28)を停職6カ月の懲戒処分にした。男性は同日付で依願退職した。
出版社2社から小説4冊を出版し、印税計約320万円の報酬
市職員課によると、男性主事は2019年7月から21年10月までの病気休暇と病気休職期間中、営利活動の許可を得ていないにも関わらず、出版社2社から小説4冊を出版し、印税計約320万円の報酬を得ていた。さらに会員制交流サイト(SNS)に約9500回書き込みをして小説の宣伝などを行い、小説投稿サイトでも作品を発表していた。
男性主事が執筆していたのは恋愛やファンタジーを描いた若者向けのライトノベル。学生時代から趣味で小説の執筆や投稿などを行っていたといい、市に対して「公務員をしながら小説を書く作家も多いので許可が必要とは思わなかった」と説明したという。