目の前で電車にはねられた人の財布盗み61歳男を逮捕
東京 中野区で、50代の男性が誤って踏切に進入し、電車にはねられて死亡した際、現場に倒れている男性の所持品を物色して財布を盗んだ人物がいたことが捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁は、防犯カメラの映像をもとに61歳の容疑者を特定し、窃盗の疑いで逮捕しました。ことし8月29日の夜、東京 中野区若宮の西武新宿線の踏切で50代の男性が電車にはねられ、病院に運ばれましたがまもなく死亡しました。
事故の直後倒れている男性に近づいて所持品を物色
捜査関係者によりますと、近くの防犯カメラの映像を確認するなどして当時の状況を調べたところ、男性は自転車に乗って誤って踏切に進入したとみられていますが、事故の直後倒れている男性に近づいて所持品を物色し、財布を持ち出す人物がいたことが分かったということです。
警視庁が事故のあと男性の持ち物を調べると、財布は戻されていましたが、現金がとんど入っていない状態だったということです。警視庁は、防犯カメラの映像の解析を進めて事故現場近くに住む無職の吉田俊博容疑者(61)を特定し財布を盗んだ疑いで逮捕しました。