『鬼滅の刃』耳飾りのデザイン変更は適切だったのか?
『鬼滅の刃』主人公の耳飾りデザインが旭日旗を連想させると非難を浴び、メイン画像が変更された。
世界各国から日本アニメが気軽に鑑賞できるようになった一方で、思わぬ批判に晒されるリスクも改めて露見した。果たして耳飾りデザイン変更は適切だったのか。
韓国でも驚異的ヒットの『鬼滅の刃』
『鬼滅の刃』が韓国で注目を浴びたきっかけは、2019年4月の韓国ケーブルテレビにおけるTVアニメ版放映だ。その頃から「耳飾りのデザインが旭日旗に似ている。変えなければ劇場版は観ない」と一部の韓国人によって非難される事態になってはいた。一方で韓国国内でも「オリジナルを尊重せよ」「観なければいいだけのこと」の声もあがっていたが、韓国での劇場版では、配給側は耳飾りのデザインを変更することを選んだ。
日本の声
この騒動に日本では、「また始まった」と呆れる声が多数上がる。
「放射状のデザインを見るとすぐ騒ぐ」「むしろ花札に似ているのでは」「いい加減にしろ」など大きな反論を巻き起こし、怒りの声も多数見られるようになった。
「日本放映のまま観たい」
韓国では以前より日本アニメの人気は高い。新海誠監督の『君の名は。』は観客動員数370万人超えの大ヒットを記録。宮崎駿監督の『ハウルの動く城』が約300万人、『千と千尋の神隠し』が約200万人とジブリ作品も親しまれ、多くの韓国人が「日本アニメが好き」と言っている現状で、最近、日本の作品を『日本で出版されたまま、放映されたまま観たい』という勢力が大きくなっています。
『鉄腕アトム』や『マジンガーZ』、『ドラえもん』など日本のアニメではなく韓国のアニメだと思っている人も少なくない。