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鬼滅の刃 | フジテレビ「鬼滅のアニメ引き伸ばしたいからストーリー改変して」

フジテレビ「鬼滅のアニメ引き伸ばしたいからストーリー改変して」

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が韓国で封切られ、好調な滑り出しを見せた。日本国内でのフィーバーぶりは誰もが知るところだが、海を越えた異国の地にも、ブームの波は広がっている。

記録づくめの“ドル箱”作品なのに、アニメ化されているのはまだ全体の3分の1ほど。それだけに、 続編製作についてはファンからも大きな期待が寄せられている。すでにプロジェクトが進行している のかと思いきや、一筋縄ではいかないようで……。

争点は、テレビと映画のどちらで放送するか

「これからどのような形で作っていくのか、制作チームの中で争っていて、しっかりまとまっていないそうなんです」(映画配給会社関係者)いちばんの争点は、テレビと映画のどちらで放送するかだという。

「地上波の放映権を持っているフジテレビとしては、映画の続きを地上波でゴールデン帯に放送したいんです。しかし、映画の題材となった”無限列車編”の次は”吉原遊廓編”という、主人公の竈門炭治郎たちが風俗街に潜入するという話のため、放送倫理に触れる恐れがあるんです。ただでさえ血しぶきや残酷な描写も多い作品なので、難色をしめすスポンサーもいるんですよ」

課題はこれだけではない。
「“吉原遊廓編”の次は“刀鍛冶の里編”という炭治郎が所属する“鬼殺隊”の武器を作る土地を舞台にした物語。ストーリー的には問題ないのですが、この話には人気キャラクターの我妻善逸や嘴平伊之助が、まったく登場しないんです」

善逸と伊之助を1シーンでも多く登場させたい

昨年秋に『週刊少年ジャンプ』で発表されたキャラクターの人気投票では、善逸は1位、伊之助も6位と多くのファンから支持を集めていることが証明された。彼らを1シーンでも多く登場させたいという思いは、わからなくもない。

「フジテレビを含め制作側はストーリーの変更や、彼らの追加エピソードが作れないかを原作者側と いろいろ調整しているそうです。映画が公開して半年もたっているのに続編の情報が出せないのは、 こういった事情があるからなんです」