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テラスハウスの打ち切りを発表 | テラハ出演男性「編集ムカついた」 | 木村花さんは3月末で事務所との契約を解消

木村花さんは3月末で事務所との契約を解消

亡くなった女子プロレスラー木村花さん(享年22)が、芸能活動のマネジメントを委託していた芸能事務所「WALK」との契約を3月末で解消していたことが分かった。

「木村花さんに関するご報告」

同社は27日に公式サイトで「木村花さんに関するご報告」と題して「弊社がマネジメント業務を受託しておりました故木村花さんについては、ご本人のお申し出により、本年3月末日をもって、弊社との契約を合意により解消しております。したがって、木村さんのご事情については、弊社としてコメントを差し控えさせていただきますこと、何卒ご理解賜りたく存じます。ファンや関係者の皆様には、生前のご厚誼に深く感謝するとともに、木村さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」などとコメントを発表した。

フジテレビ系の恋愛リアリティー番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」の打ち切りが発表された。

木村さんが出演していたフジテレビ系の恋愛リアリティー番組「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」の打ち切りが27日、発表された。木村さんには放送内容のことで、ネット上で誹謗(ひぼう)中傷が寄せられていた。

テラハ出演男性「編集ムカついた」

同番組に出演していた、退職代行会社「EXIT」代表取締役の新野俊幸氏は、台本がない企画とうたいながら制作スタッフが出演者に対してストーリーを指示していたと報じられた件について「#テラハの暴走 『事実』が大事だと思うからコメントするけど、俺は何も指示されてないよ、忖度なしで。編集にはムカついてたけどな。」と否定した。

演者の言動を陰湿に批判することがテラスハウスの面白さ

新野氏は前日26日、ツイッターに「演者の言動を陰湿に批判することがテラスハウスの面白さのひとつであったという事は否めない。スタジオトークや山チャンネルがその陰湿さを増幅させていた。陰湿であればある程、面白くなるという悪魔構造。制作サイドはもちろん、視聴者としてそれを楽しんでいた自分も反省しなければならないと思う。」(コメントは原文のまま)とつづった。演者の言動を陰湿に批判することを、製作サイドが増幅していたという趣旨のことを指摘。一方で、自身も楽しんでいた部分があると反省していた。

木村さん死去をめぐる経緯

3月の先行配信後、木村さんへの誹謗中傷は一時沈静化のきざしもあった、5月18日深夜にフジテレビ版で同番組第38話が再び放送されたことで、また高まっていたとみられる。

木村さんはツイッターに「弱い私でごめんなさい」などと投稿。同日午後、スターダムから死去が発表されネットフリックスとフジテレビが配信、放送休止を発表した。

悪意ある投稿を抑止するための制度改正を検討

木村さんが「ごめんなさい」などのメモを残していたことが判明。警視庁は自殺とみて調べている。SNS上での誹謗中傷を問題視する声が高まり、26日には高市早苗総務相が投稿者の特定を容易にし、悪意ある投稿を抑止するための制度改正を検討する意向を示した。