新スーパーマンは“ゲイ” 男性記者ナカムラと恋に落ちる
80年前にコミックが登場して以来、何度も地球を救い、死亡して復活し、モハメド・アリのパンチをかわし、白人至上主義者とも対決したスーパーマン。それでも長年の恋人ロイス・レインとの熱愛だけは変わらなかった。
しかしDCコミックスの最新巻に登場するスーパーマンは、バイセクシュアル(両性愛者)として描かれる。
男性記者のジェイ・ナカムラと恋に落ちる
「スーパーマン:サン・オブ・カルエル」シリーズのスーパーマンは、クラーク・ケントとレインの息子、ジョン・ケント。DCの発表によると、第5巻でジョンは男性記者のジェイ・ナカムラと恋に落ちる
眼鏡をかけピンク色の髪をしたナカムラは、ジョンがスーパーマンとしての過酷な任務に疲れた時に寄り添ってくれる存在として、シリーズ第3巻に登場した。
11月9日発売の第5巻では、ジョンが「できる限りの人を救おうとして精神的にも肉体的にも燃え尽きて」、ナカムラと恋に落ちる。
ジョンとナカムラがキスを交わしたり、ビルの屋上に並んで座ったりする場面なども公開された。
作者のトム・テイラー氏は、「スーパーマンは常に希望と真実、正義のシンボルだった」「現代はそのシンボルが表すものがさらに増えた。もっと多くの人が、コミックの中の最強のスーパーヒーローに自分を重ね合わせられる」とコメントしている。
アメコミ翻訳者が苦言「キツイと感じる意識はどこから来てるのか」
Mayo “SEN” Naito @SEN1227
拙訳を買ってくれた人を悪く言いたくはないのですが、『スーサイド・スクワッド:バッド・ブラッド』を読んで「虹色を意識してる感じがしてぶっちゃけキツい」と言ってた人、娯楽作品で性的マイノリティがフィーチャーされると「キツい」と感じる意識がどこから来てるのか内省してみて欲しいですね…
『Superman: Son of Kal El』誌でジョンくん(スーパーマン)がバイセクシャルだと表明された件でまたそういう系統の意見の表明が盛り上がってるので、ちょっと釘を刺したくなりました… ちなみにどちらもライターはトム・テイラーです
「今までストレートだけの物語を楽しんでたのに、突然無理やりゲイをねじ込んでくるから嫌悪感を感じるんだ」と言う人、「今まで黒人は奴隷だったのに…」とか「今まで女は参政権がなかったのに…」って言うのとそんなに変わらないって気付いてますかね?
「突然」「無理やり」変えないと、マジョリティの邪魔にならないよう日陰に押し込まれてる人たちはいつまで経っても日の目を見れないんですよ
拙訳を買ってくれた人を悪く言いたくはないのですが、『スーサイド・スクワッド:バッド・ブラッド』を読んで「虹色を意識してる感じがしてぶっちゃけキツい」と言ってた人、娯楽作品で性的マイノリティがフィーチャーされると「キツい」と感じる意識がどこから来てるのか内省してみて欲しいですね…
— Mayo "SEN" Naito⚡ (@SEN1227) October 12, 2021