音楽フェス「スーパーソニック」が開催強行
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い千葉市が2日、同市美浜区で18、19日開催予定の音楽フェスティバル「スーパーソニック」の延期か規模縮小を主催者側に求めたのを受け、運営するクリエイティブマンプロダクションの担当者は「要請に最大限協力し開催に向け準備を進めるが、全てを受け入れるのは難しい」と述べ、延期や入場客5千人以下の要請に応じるのは困難とした。
強制的にキャンセルはできない
同社によると、スーパーソニックは昨年からの延期公演で、1日当たり約1万3千枚のチケットを販売済み。5千人以下にするには、一度全て払い戻し再販売する必要があるという。担当者は「待たせているのに強制的にキャンセルはできない」と説明。他の音楽イベントでは実際の入場数がチケット販売数より2~3割減る傾向にあり、「1日1万人を切る見込み」とする。
公演は、酒類の提供と持ち込みを禁止。期間は当初予定の3日間を2日間とし、海外アーティスト数を計10組に減らすなど感染対策を講じるという。
「かなり規模を縮小し予定動員の半数にしたのに、さらに5千人に減らすと赤字にしかならない。アーティストの予定もあるため、そのまま延期という訳にはいかない。心苦しいが、我々の状況もある」と話した。
開催概要詳細
SUPERSONIC 2021
■ TOKYO ⇒ 開催強行
9月18日(土)・19日(日)
ZOZOマリンスタジアム
■ OSAKA ⇒ 8月30日に中止を発表
9月18日(土)・19日(日)
舞洲SONIC PARK