ニュース

PS5の初動はワンダースワン程度。ソニーは日本市場を見限った

PS5の初動はワンダースワン程度。ソニーは日本市場を見限った

結論から先にお話しすると,国内への供給が非常に少なく,大変失望した。ファミ通のデータでは,PS5は初週が11.8万台,2週目が4.3万台と惨憺たる数字である。Xbox series X/Sも同2.1万台,3600台,そして発売4年めでピークアウトがいつも囁かれるSwitchは11.6万台,16万台と両者を圧倒しているので,非常に少ない台数でのスタートとなったと言わざるをえない。

規模感ではPS4やSwitch初動の1/3程度にすぎない。そして,この台数は,撤退に追い込まれたセガのドリームキャスト,バンダイのワンダースワン,大きな損失を計上したPS3を若干上回る水準にすぎないのだ。もう少し分かりやすくするために,グラフで視覚化してみよう。

発売から2週間の実売推移

このグラフで一目瞭然だが,初週10万台程度で成功したハードがないのである。大失敗に終わったワンダースワン,ドリームキャスト,PS3のうち,ドリームキャスト,PS3は今回同様に供給が少なかったケースだが,ドリームキャストは事業撤退,PS3はPS2に比較して半分以下の1000万台程度の実売台数に終わっている。これは,初週にまとまった数を供給する必要があることを示している。