となりのトトロの都市伝説
となりのトトロは、宮崎監督の実体験が、ベースになっている。
宮崎監督が子供のころ、お母さんは結核治療のために入院。かつて結核は「死の病」として恐れられていて、お母さんを失ってしまうかもしれないという子供時代に味わった恐怖心、宮崎監督の自宅に近い狭山丘稜地帯の豊かな自然、北欧で言い伝えられる森の妖精「トロール」の伝説など、いくつもの要素が組み合わさり、『となりのトトロ』は誕生。
トトロは死神で、サツキとメイは死んでいる
映画の終盤、サツキとメイに影がないことから、「サツキとメイは死んでいる」「トトロは死神」「ネコバスは死んだ人しか乗れない乗り物」トウモロコシを置いていったのにお母さん合わなかったのは、お母さんにはにサツキとメイの姿は見えていなかったから」
などの都市伝説が広まった。
あまりにもこの都市伝説が広まったため、スタジオジブリが公式サイトで都市伝説の内容を否定したほどです。
姉妹が引っ越した家は、結核患者が療養するのための物件だった
姉妹が引っ越した家は、結核患者が療養するのための物件だったという裏設定があったそうです。その人が亡くなったため、空き家となっていたのです。
サツキとメイは一人だった?
サツキ(皐月)とメイ(May)はどちらも5月を表す名前で、劇場公開時の『となりのトトロ』のポスターを見ると、そこにはなぜかサツキでもメイでもない1人の女の子の姿が確認できる。
トトロの住んでいる森がありますが、そのモデルとなった所沢の「塚森」という森は心霊スポットとして有名
この「塚森」にまつわる噂が、サツキとメイがすでに死んでいるという都市伝説の信ぴょう性を高めている。
「狭山事件」という実際の誘拐事件
1963年に埼玉県狭山市で起こった誘拐事件「狭山事件」には、共通する部分があるといわれています。
・『となりのトトロ』の舞台は埼玉県所沢市で、事件があった狭山市に隣接している。
・事件後に、行方不明になった妹のことを捜索する姉の姿が目撃されている。
・サツキ(皐月)とメイ(May)はどちらも5月を表す名前で、狭山事件が起こったのも5月。