公然わいせつ事件で大学生を誤認逮捕 | 女性「視力が悪くて間違えた」
警視庁保安課は8日、東村山署員が公然わいせつ事件で、20代の大学2年の男子学生を誤認逮捕したと発表した。
目撃女性の証言などから現行犯逮捕したが、その後男子学生が関与していない可能性が高まり、約1時間20分後に釈放した。
同課によると、同日午前0時20分ごろ、東京都東村山市秋津町のマンション敷地内で、20代くらいの男が、帰宅してきたアルバイトの20代女性に下半身を露出する公然わいせつ事件があった。
駆け付けた同署員が現場から100メートルほどの場所で、逃げた男に服装や背丈が似た男子学生を発見。男子学生は友人と一緒で、「やっていない」と否認したが、女性が「間違いない」と証言したため、同0時45分ごろ現行犯逮捕された。
署で事情を聴いたところ、男子学生は事件直前、友人宅の敷地内で猫の写真を撮影していたことが判明。女性も「視力が悪く、違うかもしれない」と証言を撤回したため、同署は誤認逮捕の可能性が高いと判断し、約1時間20分後に釈放した。