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点滴連続殺人事件 | 元看護師(久保木愛弓)に無期懲役の判決

点滴連続殺人事件 無期懲役の判決

横浜地裁が、横浜市の旧大口病院 入院患者3人殺害事件 久保木愛弓被告に無期懲役判決

横浜市神奈川区旧大口病院での「点滴殺人事件」とは

入院していた48人もの患者が相次いで亡くなる異常事態

被害者が血尿を出し「頭が痛い」「苦しい」「息ができない」などと苦しんで絶命していった様子などが明らかになっている。

「ゆくゆくは亡くなる方だから、なくなってほっとした」

次々と患者の点滴袋に消毒液「ヂアミトール」を注射器で混入していった久保木被告は、その動機について「自分が担当の日に患者が死んで、遺族に説明をするのが嫌だった」

殺意については「ニュースで患者さんが消毒薬を注射されて亡くなったことを知っていた」

「行方不明になったり、けがをすると自分が責められると思った」という。さらに「自分の勤務が迫っており、それまでに退院してほしくてやった」と身勝手な動機からヂアミトールを混入させた。

「ナースステーションにあった点滴袋のゴム栓に注射器の針を刺し、吸い上げていたヂアミトールを入れました」

点滴を打たれた興津さんの容態は急変し、血尿を出して、苦しみながら絶命

亡くなったことを聞いて、ほっとした

弁護人 「亡くなったことを聞いてどう思ったか」

久保木被告 「本当に申し訳ないのですが、そのときはほっとしたという気持ちの方が大きかった」

興津さんの死後も、久保木被告の殺人行為は止まらなかった。興津さんの死を知った9月18日には、久保木被告は西川さんの個室に行き「血圧測りますね」と声をかけ、血圧を測った上で、躊躇せずに、ヂアミトールを点滴に混入させた。早く効かせるために、ワンショットで接続部から注入したと説明。

「記憶では10個(の点滴袋)に入れた。生理食塩水に入れたことは記憶にない」

「遺族に説明したくないので自分が勤務していないときや別の担当がいるときに死ぬように消毒液を混入した」