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財政難の京都市が250万円かけ新キャラ「京乃つかさ」を作成 | 既にキャラ140体いる模様

財政難の京都市が250万円かけ新キャラ「京乃つかさ」を作成

財政難を繰り返し訴えている京都市が、250万円をかけて新たな広報用のキャラクターを作成したことが分かった。数多くのキャラクターを抱えている上、保育料値上げなどさまざまな市民サービスの削減を打ち出している中での「新キャラ」制作だけに、疑問の声が上がりそうだ。

キャラクターの名称は「京乃(きょうの)つかさ」

キャラクターの名称は「京乃(きょうの)つかさ」。大学生という設定で、銀色の髪で中性的な姿が特徴となっている。5月1日号の市民しんぶん(市広報誌)で初めてイラストが掲載されて以降、毎月登場し、京都の自然環境やかつて市内を走った市電などを紹介。8月には市バス、市営地下鉄の共通乗車券「トラフィカ京カード」のデザインにも登場するなど、徐々に活躍の幅を広げている。

イラスト代250万円 | 既に約140体のキャラクターが存在

市広報課によると、イラスト代250万円は、2020年度の市民しんぶんの制作費約1億1千万円の中から捻出し、市内のデザイン会社に制作を発注したという。

ただ、市には既に約140体のキャラクターが存在する。ごみ削減や空き家対策といった政策別のほか、 部署や区役所ごとにも存在する。

「つかさ」の役割は既存キャラでも十分まかなえそうだが、同課は「既存のキャラには目的に応じた使い方がそれぞれある」と主張し、新キャラの必要性を訴える。

1カット当たりでは14万7千円

未掲載分も含め、「つかさ」のイラストは17カットあるという。市広報課は「250万円と聞くと高額に思うかもしれないが、1カット当たりでは14万7千円。使い回しも効き、長く使うことを考えると初期投資は十分回収できる」と理解を求めている。

その他のキャラクター

京都・四条大橋(高さ9m)から女子高生飛び降り

京都市中京区柏屋町の四条大橋で、通行人から「女子高生が転落した」と119番があった。京都市消防局や京都府警東山署によると、高校1年の女子生徒が高さ約9メートルの四条大橋から転落し、約20分後に救助された。意識はあるが腰を強く打っており、病院に搬送された。軽いけがという。

女子生徒は「自分で飛び降りた」と説明しており、同署が詳しい経緯を調べる。
市消防局によると、当時の鴨川は水深が浅く、流れもほとんどなかった。
近くの飲食店で働く女性(61)は「多くのパトカーや消防車が集まり、ただ事ではない様子だった」と話した。