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日産がエンブレムを変更へ | ダサくなったと不評

日産がエンブレムを変更へ

2020年7月にデビューすることが突如発表された日産の新型電気自動車「ARIYA(アリア)」について調べていたら、ショーモデル用かと思われていた今までと違う日産エンブレムを市販車でも使うようです。どうやら日産は、新型アリア以後に発表するモデルのエンブレムを、すべて新しい世代に変えるようです。なぜ、日産はエンブレムを変更するのでしょうか。

「共通のエンブレムを作ってイメージを統一しろ」と命じたカルロス・ゴーン氏

日産は、2001年にデビューした「シーマ」までフロントグリル内にエンブレムを付けていませんでした。車種専用のエンブレムや「シルビア(S13型)」のように車名エンブレムなどを付けるモデルはあったけれど、基本的にスッキリとしたフロントフェイスでした。改めて当時の日産車を見ると、エンブレムに頼ったデザインじゃないためか個性的です。

「共通のエンブレムを作ってイメージを統一しろ」と命じたのは、1999年に日産のCOOになったカルロス・ゴーン氏です。ヨーロッパ的に考えると、フロントグリルにエンブレムが無くちゃブランドのイメージが作れないのでしょうか。

現在のエンブレムは、日産の新しいイメージ戦略を引き受けたチーフデザイナーの中村史郎氏率いるチームによって作られたということです。日産の新しい体制はエンブレムまで変えたくなったのでしょう。折しも2017年に中村史郎氏が引退し、チーフデザイナは日産生え抜きのアルフォンソ氏になり、すべて一新しようということになったことが考えられます。

現行デザインと新デザインの比較

日産エンブレムの変遷の歴史

他の自動車業界も続々と変更中