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教会で聖水と間違えガソリンを信者に注ぐ

信者「牧師が樽の中身を注いだら、2人が炎に包まれた」

ナイジェリア・ラゴス北部の教会で5日、癒しの儀式を執り行っていた牧師がガソリンを水と取り違え、男性に注いだところ、ろうそくの火が燃え移り、男性が焼死する事故があった。救急当局が明らかにした。

国家危機管理庁(NEMA)のイブラヒム・ファリンロイ(Ibrahim Farinloye)氏はAFPに対し、「牧師は水が入っていると思い込み、ガソリンで満杯となっているとは知らないまま、小さなたるを手に取った」と説明。「(たるの)中身を男性に注いで空にする際、近くのろうそくの火が燃え移り、2人は炎に包まれた」と述べた。

さらに、教会の火災は付近の石油パイプラインへと延焼し、パイプラインも炎上したという。

ファリンロイ氏は「男性1人の遺体を収容した。身元の判明ができないほど焼け焦げており、もう1人(の牧師)は深刻なやけどを負った」と語った。